薬石 yakuseki  


 薬石とは
 

   

古代の薬石

 人が死んだ時の広告などに、古い表現ですが「薬石効なく長逝いたしました」などと使います。

薬剤や医者の手当ても空しく亡くなったことを意味します。

 薬石は、古代の医療具である石針と薬で、この両者を用いて治療されていました。

薬石の起源である「ヘンセキ」は石針の事で古代人が治療に用いた石器のことを指します。

これが後に高度化され現在の針灸の針となりました。

東洋最古の医書に九種類の針が描かれています。

この中で注目したいのが、(エンシン)と(テイシン)の2種類です。

共通しているのが針の先端接触部が丸くなっているのです。・・・と言う事は押さえる・撫ぜる事は

出来ても肌肉の中に針が入ることができません。現在針灸で用いられている針は刺すことのみに

考案された金属針で専門家以外に使えない不便さがあります。

薬石は 医療と宗教の間で世界中で活用されてきました。

それは生活の中に欠かす事のできない真の宝の石、宝石だったのです。

インドの修行者は正午以後に一切食事をしない掟を守ってきました。

寒さと飢えを防ぐために、薬石を腹に当て防寒のために使い、空腹を紛らわせました。

これを温石(おんじゃく)と言います。いわば懐炉の役割を担ったのです。

今日のように、電気カイロや使い捨てカイロのない時代の為その代役を務めてきたのです。

お腹をこわした時なども、自らの手をヘソの上に当てて温めました。

病気や怪我に対する処置を「手当て」といわれるようになった語源です。

さて、薬石はその後、主に禅宗の坊さんが坐禅の折に使っていましたが、いつの間にか、

晩の食事に使う粥または夕食のことを薬石または薬食(やしつ)と呼ぶようになり、

現在もそれが常識となっています。そもそも晩粥(ばんがゆ)を食べることは、

体力を養い病気を治して修行の道を進むためでした。

その為に「薬石」と称する隠語を用いた禅家の遺風が、今日まで伝わったものであろうと言われています。

ちなみに、腹を暖めて空腹をしのぐ意味で、特に茶道で茶を出す前に「茶懐石」と称する簡単な料理を

出すが、この「懐石」も温石と同じ発想に基づく言葉です。

薬石と石薬

 石の種類は大別すると岩石と鉱物に分けられます。

岩石は複数の鉱物の集合体であり、鉱物は特定の化学成分をもった石のことをいいます。

鉱物は約2000種類に分類されており、この中に漢方薬学では薬と認定されている鉱石が160種類

あげられています。これらを石薬又は薬石といいます。

 鉱物学上でも医学上でもないが、わかりやすくするために「石薬」と「薬石」に分けてご理解

頂きたいと思います。

石薬とは、鉱石の中に含まれる化学成分、つまり原子分子レベルでの化学反応を採用しますが、

薬石は放射される光、発生する電磁気、それに伴う振動などが物理的なエネルギーとなります。

この薬石は、科学だけでは解説できない不思議さが伴い、薬石を用いる人の心がけも重視されます。

採用方法も石薬は厚生省の指導のもとに胃腸を通して行うのに対し、

薬石は単に手にして撫で擦るだけの原初的手法を用いた非常に簡単なものです。

得る効果はいわゆる肝臓によいとかの解剖学的な断片効果でなく自然に治癒力が高まって

奇妙に元気が湧いてくるというところに特異性があります。

また、医療は出来る限り異物を体内に入れないで治すのが好ましい医療だと判断されつつあります。

「将来は切らずに治すのが外科の理想である」と優れた医学者は話していると言われています。

石薬・・・内服薬
薬石・・・体外からの刺激により自然治癒力を高めていく薬

薬石は内服しない為、その安全性は確かであると言われています。

薬石の微弱な光、熱、振動などは、注目するほど生体に影響を及ぼさないとみる向きが多いと思われます。

そのため、巷で叛乱している健康器具と称するものも強い光、高い熱、激しい振動を与える

仕掛けになっている器具類が大変多くみられます。

そして求めたがすぐに捨ててしまう人が非常に多いとされています。

近年、スピード化が加速し、それが発想の根底にある為、とにかく強く刺激して以前と以後の状態が

早く変化すればそれが効果だという意識になっています。

従って本当は素晴らしく効く針灸刺激も人によっては原初の基本から遠くはなれしまい、

おもいきった刺し方や焼き方で患者を驚かせている人もいます。

って治療の後も実に痛々しい限りです。

薬石を用いた刺激はエネルギーが微弱かつ瞬間的なもので、人によっては物足りないと軽視する

向きがあります。しかし薬石玉の表面接点から発射されるエネルギーは、

石のもつエネルギーと共にこれに伴う高周波の電磁波も含まれるため、微弱ながらも

連続的高速の針灸を行っている事になります。

アルトン・シュルツの法則では「弱い刺激は生物機能を働かせるが、強い刺激はこれを抑制、

さらに強い刺激は生機能を停止する」とあります。

生体への刺激は、出来るかぎり量子力学的レベルの計算から与えるべきものであり、

究極は気力を誘発するほどのエネルギーでよいのです。

すると本当に病を快方に導く刺激とは先ず感動を与えることが必要です。

その後に振動等を考慮していく必要があります。何故なら発病の多くは長年の感動の無い忍耐生活が

原因である事が多く感動とはこうした自発なき状態に自発力を起こさせる点火力として最も必要です。

今この点が医学と宗教を一番深くしている谷間であり、分かれては役に立たない医学と宗教が

各々専門家して別々の山に登って終わった分岐点が現在と言えるでしょう。

アロパシーとホメオパシー

石薬の解明の鍵は身体に摂り入れられる成分(イオン)が極端に微量であるという事です。

あらゆる民族医学で用いられる薬は科学のいう科学的な薬効成分の理論によって発見され

用いられてきたのでなく、まったく別の理論によってその効き目が推定され応用されてきたと言えます。

ストーンヒーリングの各方法群は微量の法則によって貫かれています。

石や宝石を宝飾品として身に着けるだけ、石を袋に入れて首からつるすだけ などという方法群を

身体に対する刺激だと考えるとそれらの方法の与える刺激は極微量、超微量の世界である。

中国医学では伝統的に「握薬」という方法がある。これはその病気に効きそうな漢方薬を

患者に握らせます。それだけで不快な病的症状が消えることも少なくないのです。

たとえば「大黄」という生薬は便秘薬として頻用されていますが握薬として用いてもよく効くと言われています

つまり、その病気に適した石を選び握るだけで良いのです。

又、宝石水を成分的にみるとここにも超微量の法則が働いています。

波動説より微量効果説をとったほうが解明しやすいかもしれません。

水1リットルに目的の石を沈めて24時間置き、その宝石水を3滴から7滴別のグラスに注いだ水の中に

落として飲む、まさに極微量の世界。

身体に薬を作用させる場合、ある量以上の薬を与える(アロパシーという)方法とほとんど効きそうにない

微量を与える方法(ホメオパシー)が知られています。

ストーンヒーリングはホメオパシー的なのです。

現代医学のすべてはアロパシー的でありこの方法の医科学を極限にまで発達させたために

微量刺激の医学ホメオパシーについてはいまだ多くを知られていません。

しかし西欧とくにヨーロッパでは各町にホメオパシー薬専門の薬局があります。

「ランセット」という医学専門誌に疫学的な調査が発表され、

確かに効くという結果が公表されたとの事です。

鉱物・宝石ヒーリングをホメオパシー原理にもとづくセラピーであると考えると微量刺激の医学は古く、

そして未来医学的といえます。

その解明のヒントは伝統医学や伝統的薬石の世界に豊富に含まれています。

中国の鉱物薬書には「石とは気の核、土の骨、万物の養生の根元」と始めに記されています。

触れる・押える・撫ぜるだけで何の効果があるのかと思われがちですが、古代から人は

自然治癒の知恵を出しながら生きてきたわけです。その中にとても捨てがたい事実が在るわけです。

石などを使って治るわけがないと思われる人は多くいると思います。

けれど、逆に治らないと何故言い切れるのかという事です。

薬石は医療と宗教の狭間で育ってきたものです。

少し素直な気持ちで、試してみてはいかがでしょうか?

そこには何もないわけでなく、何かはあるのです。

   

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