ギリシャ神話 叙事詩 
世界の始まり〜原初の神々〜

世界の始まり 〜原初の神々〜

世界ができる前、カオス(混沌)という物質が空間に充満していた。

カオス=薄靄のかかったぼんやりとしたものであった

大地の女神ガイア 大地の奥底にあるタルタロス、エロースが生じた。

カオスからはエレボスとニュクスが生じた。

エレボスは漠然とした原始的な暗闇のようなものです、ニュクスは夜の女神です。

エレボスとニュクスからは上空の澄明な大気のアイテールと昼の女神へーメラーが生まれた。

ガイアは自分と同じ大きさの天空であるウーラノスを生み出した。

又女神は一人で山々や不毛の海であるポントスも生み出した。

そしてウーラノスとガイアの間に六柱の神と六柱の女神が生まれた。

のちにティターン神族と呼ばれる神々です。

他にガイアは一つ目の巨人であるキュクロープスやヘカトンケイルという百手巨人たちも生みました。

キュクロープスはたった一つの相違点を覗いて神々にそっくりだったと言われています。

その相違点は額の真ん中に丸い目が一つしかなかったことだそうです、

ヘカトンケイルは肩から百本の腕が生えていて、頑丈な胴体の上に50の首が生えていたと言われています。

ティターン神族

ウーラノスとガイアから生まれた六柱の神と六柱の女神

六柱の神

オーケアノス

コイオス

クレイオス

ヒュペリーオーン

イーアペトス

クロノス

六柱の女神

テイアー

レイアー

テミス

ムネーモシュネー

ポイベー

テーチュース

さて、ヘカトンケイル達は非常に強力な腕力を誇っていた為、父神ウーラノスは子供達を恐れ、

恨みだしました。

父神ウーラノスは子供達を見境なしに、大地の奥に押し込めていきます。

困ったのは大地の女神ガイアでした。女神は子供を押し込められた苦しみに喘ぎ、

虐待された恨みがつのり復讐を決意します。

そしてティターン神族の子供達に父神ウーラノスを懲らしめるように促します。

そこで立ち上がったのが、末っ子のクロノスでした。

クロノスはガイアの計画どおり実行し、父神の男性器を切り取ります。

父神ウーラノスを倒し、クロノスが神々を治めることになります。

しかし皮肉なことにクロノスはかつて父が抱いた考えを自身も抱くようになります。

ウーラノスとガイアはクロノスが自分の子供に王権を剥奪されるであろうと予言していました。

クロノスはレイアーと結婚し子供をもうけます。

オリュムポス神族(クロノスとレイアーの子供達)

ヘスティア、デーメテール、ヘーラー、ハーデース、ポセイドーン、ゼウス

クロノスはレイアーから生まれた子供達を次々に
飲み込んでしまいます。

レイアーは生まれた子供達がすぐに飲み込まれることを深く嘆いていました。

やがて、末っ子のゼウスが生まれようとしたとき、
レイアーはゼウスだけは何とか難を逃れるようにと決心します。
レイアーの母でもあるガイアが味方になり、
ゼウスは生まれるとアイガイオンという山の洞窟にかこいます。
そして石を産着でくるみクロノスに新しく生まれた
子供と偽ってわたします。

クロノスは疑いもせず飲み込んでしまいました。

ゴヤ
「わが子を食うサトゥルヌス」


そして月日が経ち、ゼウスはクロノスに吐き薬を飲ませて、子供達を吐かせることに成功します。

先ず始めにゼウスと思い込んで飲み込んだ石が飛び出し、その後、次々とでてきます。

やがてゼウスが成長し、大戦がはじまります。

ティターン神族とオリュムポス神族の大戦争です。

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